令和6年度 活動方針

■スローガン

「子ども・若者 自分の力でのびていけ ‟心豊かに たくましく”」 ~地域みんなが応援隊~

 

■活動方針

 次代を担う青少年が、豊かな心を育み、たくましく成長し、やがて自立して社会の一員としての責任を担っていくことは、県民すべての願いです。青少年の成長には、大人たちの慈愛に満ちた働きかけが必要であり、それと同時に、大人自身も生きる姿勢が問われていることは言うまでもありません。
 青少年育成島根県民会議は、昭和41年9月の発足以来、青少年育成市町村民会議をはじめ、関係機関・団体、育成関係者などと連携を図りながら、一貫して青少年の健やかな育成に取り組んできました。

 しかしながら、青少年を取り巻く社会環境は、少子高齢化や核家族化の進行、新たな情報通信サービスの出現などにより急速に変化し、家庭や地域の教育力の低下や人間関係の希薄化、有害情報の氾濫など複雑化・深刻化しています。このような状況のなか、将来を嘱望される青少年が、様々な悩みを抱えたり、犯罪等の被害に遭ったりする姿も見受けられます。

 また、各地域においては多様な青少年育成活動が行われていますが、大人主体の企画になっていることも多く、青少年が自由に活動できる居場所づくりとともに、青少年の意見や行動力を青少年育成や地域活性化に活かすような仕組みが求められています。

 こども家庭庁は、令和5年12月22日に、少子化社会対策基本法、子ども・若者育成支援推進法、子どもの貧困対策の推進に関する法律に基づく3つのこどもに関する大綱を一つに束ねた「こども大綱」を策定し、「こどもまんなか社会」をめざすことを発表しました。私たちは、この「こどもまんなか社会」実現に向けて、今後も力強い青少年育成活動を進めていかなければなりません。県民が総力を結集しなければ、地域の大切な青少年が、持てる力を十分発揮できないかもしれません。これまで以上に、思いを同じくする皆様と連携・協働しながら、「青少年の育成は県民運動である」と言えるような展開を目指していきます。

 

■活動の基礎 ~青少年育成活動のネットワークづくり~

青少年育成島根県民会議のプラットフォーム的な役割と機能を強化し、青少年育成活動にかかわる様々な機関・団体・個人の連携・協働を推進します。

 

■活動の柱

(1)青少年の自立をサポートする場づくり

○「わかもの会議」をはじめとする青少年が主体的に活動できる場を提供し、自発性や創造性を尊重しながら青少年の自主性や社会性を育む活動を推進します。

○「青少年を取り巻く地域環境整備推進運動」など、青少年自身と共に地域の活性化に対する意識づくりを進めます。

(2)家庭・地域の応援体制の向上

○明るく会話の豊かな家庭づくりのために、県民一人ひとりが家庭の役割について再認識するよう啓発に努め、「しまね家庭の日」運動を推進します。

○市町村民会議や公民館、青少年育成団体等と連携し、「大人が変われば子どもも変わる」運動を進め、青少年を応援する地域づくりや人材育成を図ります。

(3)県民運動の普及と運動基盤の整備
○青少年育成市町村民会議をはじめ関係機関・団体や学校と連携を強化し、広く県民の理解と運動への参画を推進します。

○青少年育成運動の広報・啓発を図るとともに、会員・賛助会員の拡充を進め、運動基盤・財政基盤の整備を図ります。

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