2024年10月23日スタッフブログ
どうして知らない人に話しかけるの?
「どうしてママは知らない人に話しかけるの?」と我が子たちによく言われます。
例えば、地域イベントのブースを出している全く知らない人とか、スーパーのレジの店員さんとかです。
自分ではそんなに意識していないのですが、子どもからするとよく話しかけているようです。
先日、宍道湖岸で行われていたハゼ釣り体験イベントのブースを担当されていた方に、
「すごく混んでますね。大人気ですね!」と声をかけました。
(とにかく大人気で、アトラクション並に1時間くらい待ち時間があったんですよ。)
すると、我が子が「知らない人なんだからやめてよ・・・」と言いました。
ですが、ブースの担当者さんは「今年はなぜかこんなに人気で!去年はそんなことなかったんですけど、自分たちも驚いてます!あっはっは(笑)」と返してくださいました。
こういうやりとりが良いのです。
同じ町に住んでいれば、共通の話題で話が弾むこともあります。
同じイベントで我が子の友人に会いました。
子どもたち同士はテンションが上がり、会場内で鬼ごっこを始めました。
その様子が目に余るほどで、他のお客さんに迷惑が掛かりそうだったので、
我が子と友人の両方に向けて、一喝しました。
すると、我が子が「僕の友達なんだからやめてよ・・・」と言いました。
「なんでよ?騒ぎすぎて他のお客さんに迷惑が掛かるといけないから、注意しただけじゃん。僕でも僕の友達でも関係ないわねー。」という私。(ちょっと面倒くさい親かなぁと思いつつ・・・)
長らく青少年育成の仕事をしていると、いざこういう状況に直面したとき、人ごとで終わらせることができません。よその家の子だから注意しないという考えは何だか違う気がするんです。
世の中は、縦割りで、横のつながりが薄れています。
これは誰かの仕事、これはまた別の誰かの仕事。だから自分には関係ない。
他人に興味のない人が社会全体で増えているのがとても寂しく感じます。
おせっかいにまでならないようなちょうどいい塩梅で、人に関わることは大切なんじゃないかと思います。
青少年育成島根県民会議では、「しまニッコ!スマイルで声かけあい県民運動」を推進しています。
どんな運動ですか?とよく聞かれますが、一言で言い表すのは中々難しいです。
強いて言うなら、「コミュニケーションを広げる運動です」と伝えています。
先に書いたとおり、
普段の生活の中でのちょっとした瞬間に、人のことを気にして声をかけてみたり、気遣ってみたり、
そういうことを心がける運動だと思っています。
社会の誰もがみんな、ちょっとずつコミュニケーションを増やすことで、幸せな気持ちになるのではないでしょうか。